酒井重工業は28日、タイヤ・ローラ『T2-1』の前後進切り替えレバーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2005年6月21日 - 2008年6月17日に製作された計222台。
動力伝達装置のうち、前後進切り替えレバーのリンク機構に使用しているベアリング保持金具の強度が不足しているため、レバー操作を繰り返し行うと保持金具に亀裂が生じて破損し、前後進の切り替えができなくなり、走行不能となるおそれがある。
全車両、ベアリングおよびベアリング保持金具を対策品と交換する。不具合発生件数は10件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。