ミクニは29日、同社製「暖房用燃焼式ヒータ」および「脱臭用燃焼式バーナ」に不適切な燃料ポンプが使われているとして、国土交通省に自主改善を実施すると報告した。
暖房用燃焼式ヒータについては、今年2月28日に自主改善の実施を報告していたが、その対象範囲に誤りがあったことおよび脱臭用燃焼式バーナにも同様の不適切な燃料ポンプが使われていることが判明したため。
対象となるのは、暖房装置が2005年2月1日 - 2006年4月24日までにバナーヘッド一式または燃料ポンプを補用品として出荷した「プレヒータ」で、新たに229台が追加され、2月報告分と合わせた対象台数は423台となる。また、脱臭装置は、2005年4月4日 - 同年4月20日製作された「デオドバーナ」11台。
バーナヘッド(燃焼機)の燃料ポンプ製造が不適切なため、燃料が漏れ、ヒータまたはバーナの熱で発火するおそれがある。
全製品を点検し、不具合品が装着されている場合には対策品と交換する。クレーム件数は1件で、事故は起きていない。