日本ペイント、リチウムイオン電池の高機能絶縁材料を開発

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日本ペイントは、エレクトロニクス機器部品の高機能絶縁材料となるエレクトロコーティング材料『インシュリード』を開発し、量産体制を整えたと発表した。

携帯電話に代表されるように、エレクトロニクス機器は高機能化とコンパクト化が進んでいる。これまでエレクトロニクス機器部品の絶縁加工方法として使われてきた、絶縁コート、絶縁フィルム、絶縁紙などによる方法では、複雑な形状への対応が困難だったが、インシュリードは、エレクトロコーティング材料なため、電気を通す素材であれば均一な絶縁膜を形成できる。

アフターコート(部品自体を先に加工して、後で絶縁コーティングをする)が可能で、複雑形状品への適用や製造工程自体の簡略化につながる。

また、従来工法では部品エッジ部の絶縁が困難だったがインシュリードは、エッジ被覆が可能なため、より一層の用途適用拡大が見込まれる。

同社は、民生用で確立した実績をベースに今後も各種の有効な機能をインシュリードに付与しながら、車載用リチウムイオン電池をはじめとする車載電装部品へも展開し、各種エレクトロニクス機器部品に対する新規絶縁材料としてインシュリードの地位確立を目指す。

《レスポンス編集部》

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