TDK、ドイツ電子部品大手のEPCOS社を買収

自動車 ビジネス 企業動向

TDKは、ドイツに本社を置く電子部品大手のEPCOS AGを買収すると発表した。EPCOS社とTDKは電子部品事業を統合する。今回の統合では、第一段階として、TDKがEPCOS社の全ての発行済株式を対象とした公開買付けを実施する。

EPCOS社の株主に対し1株当り17.85ユーロ(約2999円)で買付けの申出を行う。買付け価格は7月30日の終値に対して29%のプレミアムを加えた額に相当する。買収価格は総額で約12億ユーロ(約2000億円)となる。

TDKは現在、EPCOS社の発行済株式総数の2.5%を保有しており、また、今後7パーセントを更に保有できることが確定している。最低買付株式数は50%で、公開買付けは10月までに終了する見通し。

本公開買付けが成功した場合、TDKは、関連する受動部品事業の分割に着手する予定。会社分割して、新設会社「TDK EPコンポーネンツ」のもとで、この事業をEPCOS社の事業と統合する計画だ。

EPCOS社の監査役会及び経営陣は今回のTDKによる買収を全面的に支持し、TDKへの統合に対して明確な賛同を表明している。

TDKでは、両社は部品事業の統合によって、競争力の強化と企業価値の向上が図れるとしている。TDKとEPCOS社の部品事業は、製品、技術、アプリケーション、地理的プレゼンスにおいて、重複が少なく、効果的な相互補完ができる見通し。

《レスポンス編集部》

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