アウディ『A4アバント』の発表会の席上で、アウディジャパン商品企画部部長・青木徹氏は、「アバントはアウディにとってもっとも重要な意味のある車」とコメントした。A4は30年前から販売されている伝統のある車種で、7月29日に発表されたA4アバントは第5世代目。
現在はエンジンを開発する際に地球環境問題を考えるのは必須事項であるため、開発エンジニアには「低排気量で高出力」という課題が求められることとなった。
ハードルの高い目標ではあったが見事に達成でき、搭載される「1.8TFSI」エンジンは従来型と比較して17.5%の燃費性能を向上させ、1km走行当たりのCO2排出量は14.5%低減させることに成功した。
1.8TFSI は、「FSI」エンジンにターボチャージャーを組み合わせたもので、最大出力160ps、最大トルク250Nm。青木氏はこのエンジンについて、「1.8TFSIは、数年前にV6 2400ccのエンジンが持っていたパワーを引き出せる」と語った。