トヨタ、タイで植樹10万本を実施

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トヨタ自動車は、タイ現地法人であるトヨタ・モーター・タイランドが、バンポー工場で、タイ国内で最大規模となる10万本の植樹を実施したと発表した。

植樹には、地域住民や工場のあるチャチェンサオ県関係者、サプライヤー、ディーラー、タイトヨタの従業員とその家族ら、1万人以上がボランティア参加した。

今回の植樹は、トヨタがグローバルに展開するサステイナブル・プラント活動での「工場の森づくり」の一環として実施した。工場の森づくり活動は、地域本来の植生種による多層構造を持つ森を作り、多様な生物が息づく自然環境を育むことを目標にしている。植樹種は、周辺地域のフィールド調査により、「ヤングナ」や「タキエントン」など、34種を選定した。

バンポー工場は、日本の堤工場、米国のミシシッピ工場、イギリス工場、フランス工場とともに、サステイナブル・プラント活動のモデル工場として、活動に取り組んでいる。

具体的には、「アジア太平洋地域における生産技術、環境対応面での最新工場」を目指し、2007年稼動開始時から、トヨタで海外初となるコージェネシステムと太陽光発電の導入により、CO2排出量を年間最大9000トン低減した。また、操業当初から排水リサイクルの実施、ボデー塗装ラインへの水性塗装の導入、埋め立て廃棄物ゼロを達成するなどの活動を展開している。

さらに、現在建設中のビオトープエリアは、橋などを古い木材で建て、廃プラスチックでベンチを作り、歩道をリサイクルレンガで作るなど、「生産工程から出た資材の再利用」の一環として推進していく。

このほか、サステイナブル・プラント活動の実行では、従業員のエコマインド醸成、地域社会との共生を最も重要な項目の一つと位置付けている。バンポー工場では、各製造工程別に環境コーナーを設置し、従業員の環境意識向上を図るとともに、今回の植樹祭への地域住民の参加や将来のビオトープエリアの地域への開放など、地域に愛される工場づくりに向けて、今後もサステイナブル・プラント活動を推進する方針。

トヨタは今後、こうしたサステイナブル・プラント活動を全世界の工場に展開していく。

《レスポンス編集部》

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