ソニー、リチウムイオン電池の生産能力を増強…400億円投資

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ソニーは、2008年度から2010年度までに約400億円を投じてリチウムイオン電池の生産能力を増強すると発表した。

今後3年間で予定している半導体・コンポーネント事業への投資のうち、集中領域のひとつである電池事業への投資の第一弾となる。

今回の投資では、リチウムイオン電池の国内製造拠点であるソニー・エナジー・デバイス本宮事業所と栃木事業所に新棟を建設するとともに、生産設備を増設する。また、昨年投資を行ったソニーエレクトロニクスシンガポールは、今月末からリチウムイオンポリマー電池の生産を開始する。

今回決定した日本に加え、シンガポール、中国の各製造拠点の生産増強により、2010年末におけるソニーのリチウムイオン電池の生産能力は、現在の月産約4100万セルから月産7400万セルに増強されることになる。

ソニーが1992年に初めて市場に導入したリチウムイオン電池は、小型でありながら高容量を実現するのが特長。現在、携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラ、ゲーム機などに加え、最近では電動工具やヘルスケア機器など用途が多様化し、市場が拡大している。ソニーは、今後も世界的なリチウムイオン電池市場の需要増に対応し、生産増強を検討する方針だ。

《レスポンス編集部》

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