【GM 創立100周年】サーブ…航空機メーカーを発祥とする北欧スウェーデンのプレミアムブランド

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【GM 創立100周年】サーブ…航空機メーカーを発祥とする北欧スウェーデンのプレミアムブランド
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ゼネラル・モーターズは2008年9月16日に創業100周年を迎える。GMの歩みはブランドの吸収合併の歴史でもあり、その多彩なブランド展開は、特色でもあり強みともなっている。設立100周年の企画記事として、日本で販売されているGMの各ブランドについて紹介する。

元々は航空機メーカー「スウェーデン航空機製造株式会社」であったサーブは、第二次大戦後に本格的な乗用車の開発・生産をスタート。

最初の量産車『92』(1949年)は、翼のない飛行機を思わせるスタイリングと卓越した性能によって、今でもサーブのイコンとして歴史に名を残している。またサーブは前輪駆動車のパイオニアメーカーの一つであり、この後に続く『93』(1955年)、『96』(1960年)、『99』(1967年)もそのメリットを存分に生かしたモデルだ。

また今や世界のトレンドともなっている高効率ターボを1977年にいち早く量産車『99ターボ』で実現したメーカーでもあり、ヘッドライトワイパー、サイドインパクトドアビーム、アスベストフリーブレーキパッド、花粉フィルターを最初に採用したことでも知られる。

サーブの現行ラインナップは、コンパクトな『9-3』(ナインスリー)シリーズとミディアムクラスの『9-5』(ナインファイブ)シリーズの2系統のみ。一部の例外を除いてスウェーデンのトロールハッタン本社工場で生産されるサーブ車のほとんどは、北米や欧州などスウェーデン国外で販売されている。

小規模生産でありながら、高品質なスカンジナビアンデザインと独自のクルマ作りを売りとするサーブは、GMグループの中だけでなく世界のプレミアムクラスにおいても重要な成功例となっている。

【GM100周年特別企画はこちら】

《丹羽圭@DAYS》

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