【メルセデスベンツ SLK マイナーチェンジ 解説】ダイレクト感を増したハンドリング

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【メルセデスベンツ SLK マイナーチェンジ 解説】ダイレクト感を増したハンドリング
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メルセデスベンツ『SLKクラス』にはこのマイナーチェンジから新たに「ダイレクトステアリング」が装備された。このシステムの効果でロックtoロックの回転数は従来よりも23%も減少した。さらにシンプルな機械式なので、走行中も違和感が少なく作動していた。

ダイレクトステアリングはステアリングを操作していないときや操舵角が小さいときはステアリングギヤ比が大きく、車庫入れ時などにはギヤ比が小さくなり、少ない操舵角で大きくタイヤが切れる構造になっている。

ダイレクトステアリングの効果により、高速道路を走っている際はステアリングに手を添えているだけで、優れた直進安定性を発揮してくれる。従来からの車速感応式パワーステアリングとの相乗効果で、高速走行時のステアリングフィーリングが従来よりも大幅に安定した。

また、低速コーナーが続くワインディングでは俊敏な回頭性を発揮してくれるので、メリハリのあるハンドリングに仕上がっている。

サスペンションは、「SLK200コンプレッサー」も「SLK350」もスポーティなスタイリングに見合った引き締まった設定だが、よほど荒れた路面に遭遇しない限り、どちらのグレードでも快適な乗り心地を提供してくれる。とくに16インチタイヤを履くSLK200コンプレッサーはしなやかな乗り心地だ。

SLK350は車両重量が重いぶん、乗り味にも重厚感がありSLK200とは違った、落ち着いたハンドリングに仕上がっている。SLKは現行型になって大幅に走りの質を高めていたが、今回のマイナーチェンジにより、さらに上質なハンドリングと乗り心地を手に入れている。

《岡島裕二》

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