【VW ゴルフ TSIトレンドライン 解説】軽快なフットワークも魅力

自動車 ニューモデル 新型車
【VW ゴルフ TSIトレンドライン 解説】軽快なフットワークも魅力
【VW ゴルフ TSIトレンドライン 解説】軽快なフットワークも魅力 全 11 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン(VW)『ゴルフ』に新たに設定された「TSIトレンドライン」は従来の「ゴルフE」に変わるエントリーモデルだ。パワートレインを一新したことで走りにも軽快感が生まれている。

今までのTSIエンジンと6速DSGを搭載したゴルフのモデルは車両重量が重くなることが多かったが、TSIトレンドラインでは軽量なターボエンジンと7速DSGを採用することで従来のゴルフEよりも10kgの軽量化に成功しているのだ。

VWジャパンマーケティング統括部の山崎信雄さんは「トレンドラインのエンジンは排気量は従来のTSIと同じ1.4リットルですが、過給器がターボだけになったことやマニホールド内蔵のインタークーラーの採用によりエンジンだけでもツインチャージャーのTSIエンジンよりも14kgも軽量化しています」

「また7速のDSGも6速のDSGよりも23kgも軽いので、最終的にはTSIエンジンと7速DSGを搭載しながらも、従来の1.6リットルと6速ATの組み合わせたゴルフEよりも軽量化することができました」

「装備的にはトレンドラインには瞬間燃費などが表示されるマルチファンクションインジケーターが新たに装備され、タイヤも省燃費仕様となっていますが、そのほかの部分ではゴルフEと同様の設定になっています」とコメント。

トレンドラインは195/65R15というサイズの省燃費タイヤを履いていることもあり、ゴルフの中では比較的ソフトな足まわりとなるが、それでも安定感のあるフットワークは維持されている。車両全体の軽量化を実現しながらも、動力性能を高めたことでトレンドラインは、ゴルフEを大幅に上回る軽快な走りを手に入れている。

エントリーモデルということもあり、セミオートエアコンのスイッチまわりやシートファブリックの質感は高いとはいえないが、走りの質で判断すればTSIトレンドラインは非常にコストパフォーマンスの高いモデルといえそうだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  3. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  4. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  5. 【マツダ CX-60 MHEV 新型試乗】買い時とグレードのチョイスに迷う存在…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る