日産、第1回カルロス・ゴーン賞を発表

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日産自動車は、「第1回カルロス・ゴーン賞」の表彰式を行った。

同賞は、継続的で質の高い研究開発を促進するため、日産との共同研究で顕著な価値を創出した研究を表彰する制度で、今年度から実施するもの。表彰する研究には、200万円の賞金が授与される。

第1回目となる今回は3件の共同研究が受賞した。

受賞したのは日本工業大学工学部システム工学科の三宅正二郎教授の「自動車部品用DLC(Diamond Like Carbon)低フリクション膜の研究」、米国マサチューセッツ・インストゥチュート・オブ・テクノロジーのアレックス・ペントランド教授の「ディスタンスコントロールアシスト及びロボティックエージェントの基盤となる革新的なHuman-Vehicleインタフェースコンセプトに関する研究」、東京工業大学大学院理工学研究科の広瀬茂男教授の「車両自動組立のための生物規範型人協働ロボットの開発」。

日産は、大学やサプライヤーの研究者・開発者との連携を効率的、オープンで行い、時代に即した技術開発に200以上の大学と共に取り組んでいる。今回の授賞式で同社のゴーンCEO(最高経営責任者)は「日産が日々取組んでいる共同研究は、日産の技術開発に新たな側面を与えてくれる。今回の受賞者の方々は、その多様な経験と研究を経て、日産の顧客に新たな商品と技術を提供してくれた」と述べた。

今回授賞式が行われた日産先進技術開発センターは、共同研究のために、約200人が収容可能なコラボレーションルームや、全フロアから階下の様子が分かるステップ状のフロア配置、コミュニケーションを重視した建築構造を採用している。

《編集部》

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