トヨタ米国新車販売は9.4%マイナス…8月実績

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トヨタ米国新車販売は9.4%マイナス…8月実績
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米国トヨタ販売は9月3日、8月の新車セールスの結果を公表した。総販売台数は21万1533台で、前年同月比は9.4%減と9か月連続のマイナス。

トヨタブランドは『ヤリス』『カムリ』『セコイア』『ランドクルーザー』、レクサスブランドは『IS』『LX』、サイオンブランドは『xD』が好調だった。

トヨタブランドではヤリス(日本名『ヴィッツ』、『ベルタ』)が9474台を販売して、前年同月比20.5%増と絶好調。ガソリン価格高騰で顧客の小型車シフトが進む中、好調な売れ行きを見せている。ベストセラーセダンのカムリは3.3%増の4万4064台。

ライトトラック(SUVやピックアップトラック)では、大型SUVのセコイアが86.1%増の3195台。2007年12月に新型を投入し人気が持続する。また、ランドクルーザー200も新型効果により35.4%増の245台と健闘した。

レクサス・ブランドではマイナーチェンジを控えたISが17.4%増の6318台と売れた。高級SUVの「LX570」(トヨタ「ランドクルーザー200」のレクサス版)も238.5%増の748台と富裕層に受け入れられている。

サイオンブランドではxD(日本で『イスト』)が3.5%増の2757台。08年1 - 8月の累計セールスは683.5%増の2万974台とガソリン高による小型車シフトの恩恵を享受した。

落ち込みが目立つのはSUVと高級車。『4ランナー』(日本で『ハイラックスサーフ』)は50.5%減の4115台、『FJクルーザー』は60.7%減の1886台、レクサス『LS』は44%減の1772台、『アバロン』は41%減の3467台と失速した。トヨタが減産を決めた大型ピックアップトラック、『タンドラ』は8%減の1万7401台と、7月の46.5%減から持ち直している。

《森脇稔》

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