三菱自動車がおこなった『パジェロミニ』のマイナーチェンジは、外観だけではなくインテリアのデザインも一新されている。
インパネは基本デザインから手が加えられ、丸みを帯びた親しみのある形状に変更。オーディオやナビ、エアコンまわりのスイッチも操作性を大幅に向上させている。メーターもシルバーのリングをあしらった3連タイプが採用され、視認性を向上。シート表皮も上質感のあるブラウンのメッシュ素材に変更されたことで、インテリア全体の落ち着きが増している。
インパネの両サイドには手が届きやすい場所に常設式のカップホルダーが装備され、センターパネルの下にも小物の収納スペースが設けられているのも美点だ。
三菱自動車 商品企画部の葛西宏樹さんは「新しいパジェロミニはインテリアを一新することで、小物の収納スペースを増やして質感と使い勝手を大幅に向上しています。カーナビモニターも視認性の良い場所を確保していますので、カーナビを標準装備したナビエディションもおすすめです」とコメント。
今までのパジェロミニのインテリアは何回かの小変更が行われたものの、98年の発売時から基本レイアウトが変わっていなかったので、現代の軽自動車と比べると小物入れのスペースや質感の面で厳しい面があった。
だが、新しくなったパジェロミニのインテリアはデザインが現代風になり、さらに小物入れの数の数が増え、スイッチの操作性なども最近の軽自動車に負けない使い勝手を手に入れた。現行型パジェロミニは今年で10年選手となるロングセラーモデルだが、このインテリアの導入によって商品力は確実に向上している。