日本最古の現役鉄道車両、踏切事故

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8日午後、島根県出雲市内の一畑電車・北松江線の踏切で、回送中の下り列車と軽ワゴン車が衝突する事故が起きた。クルマを運転していた男性が軽傷を負っている。電車は1929年製で日本最古といわれる貴重な車両。衝突によって一部が小破したという。

島根県警・出雲署によると、事故が起きたのは8日の午後0時30分ごろ。出雲市園町付近の一畑電車・北松江線、湖遊館新 - 園駅間の踏切で、警報機鳴動後に踏切内へ進入してきた76歳男性の運転する軽ワゴン車と、回送中の下り列車(平田市発/松江しんじ湖温泉行き、1両編成)が衝突した。

衝突によってクルマは小破。運転していた男性はガラスに顔を打ちつけ、額などを切る軽傷。列車の運転士2人にケガはなかった。

事故を起こした車両は1929年製造のもので、現役の車両としては日本最古だという。来年までに廃車されることが決定しており、この日も団体ツアーの客を乗せるために松江しんじ湖温泉駅に向かっていた。列車は衝突によってブレーキ系統の一部が破損。修理復旧は可能だというが、この日のツアーは中止となった。

警察では事故の原因を調べているが、警報機を無視して踏切内に進入したことが主因と推測されている。

《石田真一》

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