アイシン精機、タイに工場新設、サイアム・アイシンから事業移管

自動車 ビジネス 企業動向

アイシン精機は、アセアン地域での生産拡大に対応するため、タイ国プラチンブリ県に第2の生産拠点として「アイシン・タイ・オートモーティブ・キャスティング(ITAC)」を設立すると発表した。

アイシン精機はタイのサイアム・アイシンをアセアンへの供給拠点として、ブレーキ・車体・エンジン部品などを生産しているが、アセアンでの自動車産業の拡大に伴なって生産量も増加してきた。今後も小型車エンジン部品などの需要拡大が見込まれる中、製品の高度化にも対応、事業別生産体制を構築するため、今回、サイアム・アイシンから、エンジン部品事業を分離・独立する。今後の事業拡大とより一層の競争力強化を図るのが狙い。

新会社の資本金は16億8100バーツ(約54億円)で、アイシン精機が97%、豊通タイランドが3%出資する。

新会社は、今年12月から建屋の建設を開始し、竣工する来年後半にアイアム・アイシンから事業の移管を行い、2009年11月から生産を開始する予定。主な製品はタイミングチェーンケースやウォーターポンプ、オイルポンプといったエンジン部品であり、アルミ粗材のダイキャスト工程から機械加工・組付までの一貫生産体制を構築する。

将来的には、グループ会社であるアイシン・エーアイの現地法人が生産しているマニュアルミッションなどの駆動系部品のダイキャスト工程も含め、アルミ生産能力の増強を行い、アセアン地域での生産体制を強化する。

《レスポンス編集部》

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