ブリヂストン、米子会社の空気ばね工場を閉鎖

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ブリヂストンは、グループ子会社のファイアストン・インダストリアル・プロダクツ・カンパニー・エルエルシー(FSIP)が、インディアナ州ノーブルスビルにある空気ばね工場を閉鎖することを決定したと発表した。

閉鎖日は確定していないが、生産を徐々に縮小し、2009年下期に操業を停止する予定。

FSIPは、今年6月にノーブルスビル工場の閉鎖の可能性を同工場の従業員と全米鉄鋼労組(USW)の代表に通知した。労働協約に基づいて早急にUSWと交渉を始めたものの、同工場が直面する問題に対して有効な解決策が見出せず、今回の閉鎖の決定となった。

FSIPのマイク・セリオ社長は「今回の決断は非常に困難なものであったが、現実にはノーブルスビル工場はもはやグローバルで競争力のある工場とは言えない」とコメント。

ノーブルスビル工場が生産・供給している空気ばねの市場はグローバルに拡大しているものの、米国唯一の空気バネメーカーであるFSIPは生産コストの低い海外メーカーとの厳しい競争にさらされており、施設や設備が老朽化していることから経営陣は工場を閉鎖するしかないと判断した。

ノーブルスビル工場は1936年に操業を開始し、産業用・自動車用空気バネを生産している。同製品はメーカー向け及び市販向けとして販売しており、現在は約300人の従業員が働いている。

《レスポンス編集部》

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