15日、千葉県成田市内の中央分離帯のある国道で、ファミリーレストラン駐車場から進出した乗用車が逆走し、順走していた別の乗用車と正面衝突する事故が起きた。この事故で逆走側の2人が死傷。順走側の運転者も重傷を負った。
現場は片側2車線。国道には中央分離帯が設置されているため、レストラン駐車場からは左方向にしか進出できないが、逆走車は約150m先にある交差点でのUターンを嫌ったのか、右側約50m先にある交差点まで逆走、ここから対向車線側に進入しようとしていたとみられる。
千葉県警・成田署によると、事故が起きたのは15日の午前1時20分ごろ。成田市不動ケ岡付近の国道51号で、道路沿いのファミリーレストラン駐車場から進出してきた乗用車が逆走。順走してきた別の乗用車と衝突した。
双方のクルマは大破。逆走側のクルマを運転していた18歳の男性が頭部強打でまもなく死亡、助手席に同乗の19歳女性が骨折などの重傷。順走車を運転していた19歳の男性も骨折などの重傷を負い、近くの病院に収容されている。
警察では同乗していた女性の回復を待ち、事故の詳しい経緯について事情を聞く方針だ。