経験が無いのに運転、口論のあげく---危険運転致死で送検

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佐賀県警は19日、私有地内で軽乗用車を運転した際、後方で誘導していた女性(運転者の妻)に衝突する事故を起こして死亡させたとして、67歳の男を危険運転致死容疑で書類送検した。男は免許取得やクルマの運転経験が無かったという。

佐賀県警・伊万里署によると、問題の事故は今年8月24日の午前10時45分ごろ発生した。有田町大木付近の私有地で、軽乗用車を運転していた67歳の男が、後方でクルマを誘導していた66歳の女性をはねた。女性は転倒した際に後頭部を強打。近くの病院に収容されたが、まもなく死亡している。

男は運転免許の取得経験が無く、事故までにクルマを運転していたこともなかった。クルマは普段から死亡した女性が運転していたが、この日は私有地に続く私道をバックで進行していた際、路外へ逸脱しそうになったことから、女性に「寄りすぎだ」と注意したところ軽い口論となった。女性が「そんなに言うならば運転すればいい」と言うので交替したところ、まもなく女性に衝突したとみられる。

警察では事故の状況を詳しく調べてきたが、事故の主因は運転技術を有していない男がクルマを運転したことに尽きると判断。運転技能が無いことを認識しながら運転を行ったことが危険運転に該当するとして、19日までに男を危険運転致死容疑で書類送検した。

《石田真一》

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