クライスラーから3つのEVモデル
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その3つのモデルとは、ロータスの軽量アーキテクチャーを採用し独自デザインのボディを被せたEVスポーツカー、ダッジ『EV』、ジープ『ラングラー』をベースにしたオフロード性能も楽しめるジープ『EV』、クライスラー『タウンアンドカントリー』をベースとしたクライスラー『EV』、というなんともユニークなもの。
GMのボルトはコンパクトタイプのセダンで、燃費節約を目的とした、いわばトヨタ『プリウス』、ホンダ『シビックハイブリッド』などに対抗するモデルだが、クライスラーはずばり「アメリカ人の嗜好をEVで表現する」作戦に出たといえる。
クライスラーでは「2020年には全米の車のおよそ半数がEVかハイブリッドになる」と大胆予測。そのためにはすべてのモデルでのEV開発が必至となる、という。
ハイブリッド開発などではGMやフォードと比べても遅れを取っている、と見られていたクライスラーの突然の「カミングアウト」に業界アナリストらも驚きを隠せない。エコカーの旗手としてクライスラーが一気に浮上するのか、注目度は高い。
《Sachiko Hijikata, US editor》