日産自動車は、同社が今年5月に発表した5か年の中期経営計画「日産GT2012」の目標のひとつである「品質領域でリーダーになる」ことを実現する方策として、品質向上プログラム「日産GT2012〜クオリティ・リーダーシップ」を策定したと発表した。
この計画は、感性品質・魅力品質、製品の品質、営業・サービス品質、マネジメント品質の4つの分野について、2012年度までにリーダーとなる目標を掲げている。
プログラムでは2007年度の実績に対して2012年度までに、(1)納車後3か月間に発生する故障・不具合件数の半減、(2)サプライヤーからの納入部品不良率の半減、(3)ブレークダウン率の半減、(4)市場で故障・不具合が発生してから対策部品を準備するまでの期間の半減、(5)営業満足度SSI(セールス・サティスファクション・インデックス)並びに顧客サービス満足度CSI(カスタマー・サービス・インデックス)においてトップレベルになる地域の倍増、(6)感性品質においてトップとなる車種数の倍増、の6つの指標について目標を立てた。
これらを遂行するために日産エクセレンスプログラムチーム(NEP)をグローバルで7チーム立ち上げた。
NEPは常務(SVP)または執行役員(CVP)をリーダーに、設計品質向上、生産品質向上、ブレークダウン品質向上、セールスでのCS向上、サービスでのCS向上、対策期間向上、サプライヤー品質の7つのテーマに取り組む。
NEPは、2007年5月から「日産GT 2012 - クオリティ・リーダーシップ」の準備をスタートしており、今年4月から計画の実行段階に移行している。