【VW ティグアン 試乗】トゥアレグよりもVWらしい…西川淳

試乗記 国産車
【VW ティグアン 試乗】トゥアレグよりもVWらしい…西川淳
【VW ティグアン 試乗】トゥアレグよりもVWらしい…西川淳 全 5 枚 拡大写真

想像していたよりもSUVらしい押し出しがあって、これならシティユースで『トゥアレグ』が横に並んでもそれほど卑屈にならなくて済むだろうな、というのが第一印象だった。来年登場予定の200ps「スポーツ」ならさらに威張れそう。

こんなご時勢だから、せいぜいこれくらいのサイズを転がしている方がスマートというもので、それゆえ小さくてもチープに見えないカタチが嬉しい。ディテールの作り込みなど、最近のVWはホント巧い。VWにしては“遊び心”のあるインテリアにも好印象。もう少し質感が高ければ言うことなしなんだけど。

ドイツブランドのSUVは、セダンライクなテイストの走りが信条だ。それはコンパクトになっても同じで、このティグアンも背が高いことによる物理的なマイナス面をそれほど感じさせない。それでいて視線は高いから、運転しやすいこと! 特に中高速域でのクルージングが気持ちいい。

“真面目で安心”なVWのブランドイメージが、モダンスペシャリティの華たるSUVに重なり、しかも扱い易いサイズ、求め易い価格で登場した。でかいトゥアレグよりもVWらしいSUVだと思う。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

西川淳|自動車ライター
昭和40年生まれ、奈良県出身。スーパーカーをこよなく愛し、イタリア車に大いにはまりながらも、高性能ドイツ車を尊敬してやまず、新旧日本車もカワイクて仕方がない。三国同盟的浪花節クルマおたく。

《西川淳》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る