4年ぶりの国際航空宇宙展(10月1 - 5日、パシフィコ横浜)。前回展示で次世代旅客機の主流派争いでで火花を散らしたエアバスとボーイングは、2階建てのエアバス『A380』が今2008年に入って就航、シンガポール航空をはじめ、エミレーツ航空、カンタス航空と就航路線を拡大しつつある。
他方、同じく今年中の就航を期待されていた中型機のボーイング『B787』の納機と就航が遅れ、第1号機を予定していた全日空をがっかりさせている。そこで急遽ボーイングは、A380に対抗する『B747』ジャンボジェットの改良型の開発をスピードアップ。省燃費や静粛性、環境に配慮した「B747-8」の実用化を目指す。
そのため両社揃って、航空会社やマスコミ向けのPR合戦を会場外で実施。自社機の優位性を、積極的に売り込んでいた。