日立、中国の高速鉄道向け列車制御システムを受注

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日立製作所は、中国の北京和利時系統工程有限公司と共同で、広深港客運専線有限責任公司から「広深港旅客専用線」向けの列車制御システムを一括受注したと発表した。

今回受注した列車制御システムは、2010年7月に営業運転を開始する予定の広州とシンセンを結ぶ高速旅客専用線に使用されるもので、欧州の列車制御システムの規格であるETCSに準拠した中国の列車制御システムとして初めて採用されるもの。

列車制御システムは地上装置と車上装置に分かれており、日立は、このシステムに対応する地上装置3式と車上装置40編成分を和利時と共同で開発・製造する。日本メーカーがETCSに準拠した規格の製品を受注するのは今回が初めて。

中国では経済成長に伴う社会インフラの整備が急速に進められており、今後2020年までに中・高速旅客専用線1万2000kmが建設される計画。日立は、日本国内で鉄道各社に多数の列車制御システムを供給しているほか、中国では2005年4月に和利時と共同で、中国鉄道部から中速鉄道の車上装置を受注しており、その実績が高く評価されている。

今回の受注により日立は、今後拡大が見込まれる中国の鉄道信号市場へ本格的に参入する。

《レスポンス編集部》

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