ボルボ・カーズ・ジャパンは、ボルボチャイルドセーフティウェブサイトを開設した。サイトは、子供を持つすべての親に正しいチャイルドセーフティの知識を伝えるためのサイトとなる。
ボルボでは、妊婦を含めすべての乗員に対してシートベルトの着用を推奨してきたが、警察庁も道路交通法施行令でシートベルトの着用義務を免除している妊婦に対して、警察官が着用を指導するよう運用を見直す動向をみせている。
ボルボは、チャイルドシートの開発を1960年代から始め、1972年に世界で初めて「後ろ向き」のチャイルドシートを導入。車内において、体の大きさに関わらず、子供にも大人と同等の安全性を確保しなければならないとの理念に基づき、チャイルドセーフティを車の設計・開発段階からプログラムに組み込んでいる。
同時に、研究の進んでいない妊婦と胎児の安全についても研究を進め、2001年には妊婦のコンピューター上のクラッシュ・テスト・ダミーの「リンダ」を開発し、様々な状況下で妊婦と胎児が受ける影響を調査している。
ボルボチャイルドセーフティウェブサイトは、長年にわたって蓄積されてきた情報や知識をQ&Aやシミュレーションなどを用いながら分かりやすく、正しく理解できるように構成した。
同社ではセーフティに関する正しい知識や情報をより多くの人に理解してもらうため、同サイトをはじめ、今後も積極的に情報発信していく方針だ。