【日産 GT-R 試乗】こうしたクルマでいい…松下宏

試乗記 国産車
【日産 GT-R 試乗】こうしたクルマでいい…松下宏
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日産『GT-R』は本当に凄いクルマだと思う。私の運転ではとても性能を引き出せたとはいえないのに、それでもクルマにはこれほどのことができるのかと思わせるのだ。

将来的には複数車種に展開が図られるにしても、取り敢えずはプラットフォーム、エンジン、トランスミッションなど、すべてを新しく開発したうえで、最高の性能を発揮させることに成功したのは大したものだと思う。日本の自動車技術が達した記念碑的なクルマだ。

ただ、“いつでもどこでも誰にでも”を標榜するわりには、乗り心地が硬すぎて日常ユースでは辛いものがあるし、777万円という価格は大バーゲンプライスといえるが、後々のメンテナンスにたくさんのお金が必要になるのは、相当にユーザーを限定するものだ。

もちろんGT-Rはそうしたクルマであっていいという前提での指摘である。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★

松下宏|自動車評論家
自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。小さくて軽いクルマを高く評価するという姿勢で一貫している。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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