16日、ホンダの福井威夫社長は、フルモデルチェンジして発表した4代目『オデッセイ』の開発に当たっては「新しい市場を拓いた先駆者だが、ミニバンの概念に固執することなく多人数乗用車としてチャレンジした」と強調。
その具体例として視界や視認性の大幅な改善につなげた細いフロントピラーなどを挙げた。同ピラーは新工法の採用で、断面積を約30%削減している。
ホンダの国内販売は昨年11月以来、『フィット』が登録車で首位を続ける一方、5月に投入した『フリード』も上位につけている。福井社長は11月の『ライフ』、12月の『アコード』と続く新モデル投入により「国内市場の活性化につなげたい」と、低迷する市場での攻勢を宣言した。