NTTドコモ、ルネサスなど4社、次世代携帯電話の共同開発で合意

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NTTドコモ、ルネサス テクノロジ、富士通、シャープの4社は、HSUPA/HSDPA/W-CDMAとGSM/GPRS/EDGE(2G)に対応したワンチップLSI「SH-Mobile G4」と同LSI搭載の携帯電話プラットフォームを2009年度第4四半期の開発完了を目標に共同開発することで合意した。

SH-Mobile G4は、新たに45nmプロセスを採用することで、機能の高集積化や処理速度の向上を実現し、HD対応の動画処理や3Dグラフィック性能向上など、アプリケーションを高機能化する。また、これまでの下りの通信速度を高速化するHSDPA cat.8(最大7.2Mbps)に加えて、HSUPAとして上りの通信速度を従来の384kbpsから最大5.7Mbpsまでに高速化し、双方向での高速データ通信を可能にする。

ドコモとルネサスは、デュアルモード通信を処理するベースバンドLSIとアプリケーションプロセッサをワンチップ化したLSI「SH-Mobile Gシリーズ」を2004年から共同開発しており、G4はこの第4弾の製品となる。両社の共同開発は、ワンチップLSIの開発から、富士通やシャープなどの携帯電話メーカーもパートナーに加え、Gシリーズをコア部品として搭載し、OS、ミドルウェア、ドライバなどの基本ソフトウェア群やリファレンスチップセットを一体化させた「携帯電話プラットフォーム」の共同開発に進化している。

携帯電話メーカーは、このプラットフォームを搭載・活用することで、携帯電話の基本機能の独自開発が不要となり、開発期間の短縮や開発コスト低減が図れる。

プラットフォームは、日本国内だけでなく、全世界の携帯電話市場にルネサスから提供する予定。

《レスポンス編集部》

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