【スタッドレスガイド'08】安心感を増したアイスグリップ…ミシュラン X-ICE XI2

自動車 ニューモデル 新型車
【スタッドレスガイド'08】安心感を増したアイスグリップ…ミシュラン X-ICE XI2
【スタッドレスガイド'08】安心感を増したアイスグリップ…ミシュラン X-ICE XI2 全 9 枚 拡大写真

スタッドレスタイヤに求めるユーザーニーズの一番は、やはりアイスバーンでのブレーキ性能だろう。『X-ICE XI2』(エックスアイス エックスアイツー)ではアイス路面でのグリップアップを先代の『X-ICE』にも増して力を注いで開発したことを、まずはテストコースで確かめた。

計測器を使ってX-ICEと新しいXI2との比較でブレーキテストをしたが、何回行なっても明らかにXI2の制動距離が短かった。ABSが作動するようなブレーキングであるが、XI2は制動感がより強くなった気がした。アイス路面にタイヤのゴムが引っ掛かっている感触を伝えてくれるからだ。

屋外の太陽が当たって氷上表面が溶け出した(うっすらと水が張った)ようなテスト路面でも試した。いとも簡単にツーッと滑ってしまうように見える路面でも、グリップが完全に抜けてしまわないで頑張っている。悪条件でのグリップダウンが小さくなったようだ。

一般道では信号がある交差点手前のミラーバーン、ブラックアイスが冬道で危ない場所といわれるが、ここでも予想よりABSが作動するタイミングが遅かった。グリップが高ければABSはなかなか作動しないわけで、XI2のアイスバーンでのグリップ力の高さを証明している。テストコースでの体験と同じように、ABSが作動しているときでも制動感があることが、一般道ではとくに安心感につながる。

発進のときも、少し丁寧にアクセルペダルを踏むだけでスムースに発進できる。もちろん始めからズバッとペダルを深く踏み込めば駆動輪がホイールスピンするが、ホイールスピンしている状態でもまだグリップが残っているから、アクセルペダルを戻すとすぐにホイールスピンが収まり、ちゃんとしたグリップを取り戻せる。

冬道の一般道を走行した際にも、橋の上とか、カーブなどで一部がアイスバーンというケースが多くあった。こんなところを走るときでもXI2なら慌てることはない。クルマの挙動が急激に変化することなく、アクセル、ブレーキ、ハンドルを無理に操作しなければうまく抜けることができる。

XI2ならアイスバーンでも緊張しないで運転できるから、よりうまく走れるようになるのだ。

氷上性能IMPRESSION雪道性能IMPRESSION
PROFILE
タイヤ徹底ガイドTOP

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る