BMWジャパンは、2009年1月1日付けで、三菱自動車の開発部門にいた経験を持つローランド・クルーガー氏が社長に就任する人事を発表した。ヘスス・コルドバ社長は退任する。
コルドバ社長は2003年10月にBMWジャパンの社長に就任、今年で定年退職する。
後任となるクルーガー氏は、ドイツのミュンヘン応用科学大学卒で、1992年から2年間、三菱自動車の開発本部欧州デザイン部門でデザイナーを務めたほか、三菱自動車のシニアデザイナーとしてメルセデスベンツとスウォッチとの合弁の『スマート』を担当した。1998年にドイツBMWに入社、主にアジア地域のマーケティング部門を担当、直前はシンガポールのBMWアジアのマネージング・ダイレクター。
クルーガー氏は「BMWグループにおいて、日本はアジアにおける最も大切なマーケットのひとつであり、日本のBMWグループのチームと一丸となり、プレミアム自動車メーカーの雄としてのビジネスを、日本でさらに発展させられるものと期待しています」とコメントしている。クルーガー氏は1965年ドイツ・ミュンヘン生まれの43歳。