日立と阪大、レーザー溶接技術を開発…消費電力を低減

自動車 ビジネス 企業動向

日立製作所は、大阪大学接合科学研究所の片山聖二教授らと共同で、火力・原子力などのエネルギー機器向け厚板部材の接合に適したレーザー溶接で、溶接により溶融する深さ(溶込み深さ)を、従来より約40%増大させる省電力技術を開発した。

この技術により、従来と同じ溶込み深さを得る場合、レーザー出力を最大で50%低減することができ、接合の消費電力を低減できる。

レーザー溶接は、レーザー光線のエネルギーを利用する溶接で、エネルギー密度が高く、高速で深い溶け込みが得られることから、高い品質と生産性を兼ね備えた接合技術として注目されている。

今回、日立と阪大は、レーザー溶接時に、溶融部を保護するシールドガスを高速で噴射する「ガスジェット方式レーザー溶接技術」を開発し、従来より溶込み深さを約40%増大した。従来と同じ溶込み深さを得る場合、レーザー出力を最大で50%低減できることから、消費電力を低減できる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  2. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  3. トヨタ『スープラ』1000台以上をリコール…水が浸入して火災のおそれ
  4. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  5. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る