日立と阪大、レーザー溶接技術を開発…消費電力を低減

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日立製作所は、大阪大学接合科学研究所の片山聖二教授らと共同で、火力・原子力などのエネルギー機器向け厚板部材の接合に適したレーザー溶接で、溶接により溶融する深さ(溶込み深さ)を、従来より約40%増大させる省電力技術を開発した。

この技術により、従来と同じ溶込み深さを得る場合、レーザー出力を最大で50%低減することができ、接合の消費電力を低減できる。

レーザー溶接は、レーザー光線のエネルギーを利用する溶接で、エネルギー密度が高く、高速で深い溶け込みが得られることから、高い品質と生産性を兼ね備えた接合技術として注目されている。

今回、日立と阪大は、レーザー溶接時に、溶融部を保護するシールドガスを高速で噴射する「ガスジェット方式レーザー溶接技術」を開発し、従来より溶込み深さを約40%増大した。従来と同じ溶込み深さを得る場合、レーザー出力を最大で50%低減できることから、消費電力を低減できる。

《レスポンス編集部》

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