ルネサス、ベトナム設計会社がLSI設計手法に関する論文を発表

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ルネサステクノロジは、システムLSIの設計会社であるルネサス・デザイン・ベトナム(RVC)の地元エンジニアが、11月3日から5日まで福岡で開催されるアジア地域を中心とした半導体関連の学会である「A-SSCC」でLSI設計手法などに関する論文を発表すると発表した。

ベトナムの地元エンジニアによる同学会での論文発表は世界で初めてで、学会のセッションでPND(ポータブル・ナビゲーション・デバイス)向けプロセッサー「SH-Mobile R2」のローパワーとハイパフォーマンスの最適化についてと8つのCPUを搭載したマルチコアのさらなる高性能化の実現手法について発表する。

今回、論文を発表するベトナムの各設計グループは、カーナビゲーションシステムや携帯電話向けのシステムLSI及びそれに搭載するCPUコアの開発を担当しており、今回の開発成果の発表は、RVCの設計力を広く世界に向けてアピールするとともに、開発成果は、今後のアプリケーションの処理性能の向上や低消費電力化の加速など高機能化の加速に貢献する、としている。

システムLSIは、カーナビゲーションシステムや携帯電話などのアプリケーション高機能化の実現へ向け、その重要性が増加する一方で、低価格化を実現するための開発効率の向上が重要だ。RVCは、ルネサスがシステムLSI事業におけるハードウェア・ソフトウェアの重要な設計拠点として、2004年に半導体メーカとして初めてベトナムホーチミン市に設立した現地法人で、2007年には自社ビルを竣工、地元教育機関との協力なども含めて開発力の増強を図ってきた。

また、今回の採択は、ベトナムの設計者の技能の発達を示すとともに、今後の同国におけるエンジニアのさらなる可能性の向上にも貢献するものとしている。

《レスポンス編集部》

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