国土交通省関東運輸局は21日、管内の自動車検査登録事務所などで、保存期間が経過していない自動車重量税納付書を誤って廃棄していたと発表した。
廃棄されていたのは、いずれも東京運輸支局管内で、多摩自動車検査登録事務所で99万5023件(2003年4月1日 - 2006年6月30日の795日間分)、練馬同事務所で26万2781件(2003年4月1日 - 2004年2月12日の212日間分)、八王子同事務所で21万3443件(2003年4月8日 - 2004年3月2日の220日間分)の合計147万1247件。
同運輸局が自動車登録・検査申請関係行政文書の保存状況を総点検したところ、判明したもので、いずれの事務所でも誤廃棄分の自動車の重量税納付確認作業は完了しているという。また、納付書は溶解処理されているため、個人情報が流出することもないとしている。
同運輸局では「自動車の検査登録行政に対する信頼を著しく低下させるもので、誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます」と謝罪するとともに、東京運輸支局に厳重注意し、再発防止のため適正な文書管理を図るよう指示した。