2008年シーズンは残り1戦となり、ドライバーズ&コンストラクターズのチャンピオンシップ争いからは脱落してしまったBMWザウバー。しかしマリオ・タイセン代表は今シーズンを振り返り、「大満足だった」と語る。
「サンパウロでのフィナーレはまだだが、シーズン終了を待たずとも今シーズンは心から誇れるシーズンであったと言える。2強での争いを三つ巴としたいというわれわれの目標は達成された。シーズン当初からトップチームとしての地位を確立することができたのだ」
「苦しいシーズン前のテストやバレンシアでのデビューを経て、われわれがシーズン最後まで両タイトルのコンテンダーとなりうるとは誰も予想しなかったことだろう」
「さらに今シーズンは念願だった初優勝を達成することもできた。しかもカナダで1-2フィニッシュで祝えたことは最高の出来事。最終戦を前に表彰台は計11回、昨年より9度も多い。これらの事実だけでもわれわれが相当大きく前進したことを示している。ブラジルでさらに1つ増やして、12回ということも充分ありうるよ!」と、タイセンは今シーズンを評価した。