IRジャパン、高温環境の用途で使えるDC-DCコンバータを開発

自動車 ニューモデル 新型車

インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)は、最大185度の高温環境の用途で使える高信頼性DC-DCコンバータ・モジュール「HTA」シリーズ7品種のサンプル出荷を開始した。

用途は、坑井掘削、地震、天然資源などの表層探査、ジェットエンジンの制御電子機器など。

このDC-DCコンバータ・モジュールは、電源システムの回路ブロックや中間バス・コンバータに適しており、設計時間の短縮、小型化、設計コストの低減が図れるとしている。

HTAシリーズは、パッケージ温度マイナス35度 - 185度の範囲で、最大20Wの出力を供給する。入力電圧範囲は150V - 250Vで、単一出力の製品と2出力の製品をラインナップする。

入出力は、入力側のシステム障害から出力負荷を保護するため、電気的に絶縁されている。さらに、数個のコンバータを積み重ねて、より高い出力電圧が得られるという柔軟性も備えている。

パッケージはハーメチック(気密封止)で、サイズは3.8×10.2×1.1cmと小型。重さは70g以下。大きな温度変化や、激しい衝撃・振動などの環境ストレスに対する耐性が高い。

米国での参考価格はHTA20005Sが4450米ドルからの予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダムドから『ジムニーノマド』用のボディキットが3種登場!『ジムニーシエラ』用の新作「サウダージ」も注目
  2. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  3. 三菱、3列シートの新型SUV『デスティネーター』世界初公開へ
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. マツダ『CX-5』新型、ライバルはRAV4やエクストレイルか
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る