日野、通期純利益は9割減の20億円に

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日野自動車は29日、2009年3月期の9月中間決算と通期予想を発表した。国内需要の減退と北米向けが主体のトヨタからの受託生産車減少が直撃、大幅な減益となった。

通期の予想は、営業利益が従来より310億円下方修正の150億円(前期比67.3%減)、純利益は同様に200億円修正の20億円(91%減)にとどまる。売り上げ台数は海外が17%増の7万7000台と大幅に伸びるものの、国内は11%減の4万1000台、トヨタの受託車は28%減の14万5700台を計画している。売上高は8.7%減の1兆2500億円の予想。

白井芳夫社長は「取引先と一体となった原価低減活動を一層強化するとともに、将来の飛躍に向けた体質改善に取り組みたい」と語った。

中間期は、海外販売が前年同期比21%増と好調だったものの、国内などの不振で営業利益は66.6%減の83億円だった。

《池原照雄》

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