【スズキ ワゴンR 新型発表】ライバルに抜きん出る燃費

自動車 ニューモデル 新型車
【スズキ ワゴンR 新型発表】ライバルに抜きん出る燃費
【スズキ ワゴンR 新型発表】ライバルに抜きん出る燃費 全 5 枚 拡大写真

スズキの主力トールワゴン、新型『ワゴンR』(9月25日発表・発売)のパワートレインは、旧型と同じ「K6A」型3気筒12バルブDOHCで、可変バルブタイミング機構を備える自然吸気エンジン(54ps、6.4kgm)とターボエンジン(64ps、9.7kgm)の2種類。

基本構造は旧型エンジンを踏襲するが、シリンダーヘッドの放熱設計を一新しており、経済性の向上や排ガス中の有害物質の削減が図られているという。

自然吸気エンジンの10・15モード燃費は5速MTが23.5km/リットル(FWD。以下同)、4速ATが21.0 - 22.0km/リットル、CVTが21.5 - 23.0km/リットルと、軽トールワゴンモデルとしてはクラストップの数値をマークしている。

ターボエンジンは旧型「スティングレー」の64psハイチューン版ではなく、60psの低過給圧版をベースに高性能化を図ったもの。4速ATに代えてCVTを採用したこともあり、燃費性能は21.5km/リットルと、旧型(18.8 - 19.4km/リットル)に比べて大幅に向上している。

ちなみにライバルの燃費は、ダイハツ『ムーヴ/ムーヴカスタム』の自然吸気+4ATが18.2 - 18.8km/リットル、自然吸気+CVTが20.5km/リットル、ターボ+CVTが19.2km/リットル。フルモデルチェンジ間近の現行ホンダ『ライフ』の自然吸気+4ATが19.0 - 20.0km/リットル、ターボ+4ATが18.2 - 18.8km/リットル。三菱『eKワゴン/eKスポーツ』の自然吸気+4ATが19.2 - 20.0km/リットル、ターボ+4ATが17.2km/リットルなどとなっており、新型ワゴンRのアドバンテージが光る。

またモード燃費だけでなく、公道でのドライブにより近い運転パターンを模した社内の燃費テストでも、旧型に比べて燃費は大きく改善されているという。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る