あいおい損害保険は、韓国のロッテ損害保険と資本提携を締結することで合意した。あいおい損保はロッテ損保が保有する自己株式の一部を取得するとともに、戦略的業務提携を行う。
ロッテ損保は、韓国最大の企業群の1つである韓国ロッテグループによる買収により、今年3月、旧大韓火災から社名変更した損害保険会社で、2007年度の収入保険料は8341億ウォン(約594億円)、2007年度末の総資産が1兆2102億ウォン(約862億円)。
あいおい損保はロッテ損保の自己株式を392億ウォン(約28億円)で取得、9.9%出資する。
あいおい損保は、ロッテ損保の韓国における充実したITインフラと、グループが持つ国内外の販売力・ブランド力を活用する。今回の出資・業務提携を機に、あいおい損保は保険会社の経営に関連する主要領域のノウハウをロッテ損保と共有し、韓国ロッテグループが掲げる「数年内でのロッテ損保の業界5位達成」という目標に協力する。
あいおい損保は将来、ロッテ損保の株式を追加的に取得することも視野に入れている。