日産、中間配当でまさかの「減配」

自動車 ビジネス 企業動向
日産、中間配当でまさかの「減配」
日産、中間配当でまさかの「減配」 全 1 枚 拡大写真

日産自動車は31日の取締役会で2009年3月期の9月中間配当について前年同期の20円から9円減配の11円とすることを決めた。同日発表した第2四半期までの累計業績発表の会見で志賀俊之COOが明らかにした。

日産は今年度からの4か年経営計画「日産GT2012」を5月に発表した際、カルロス・ゴーンCEOが「従来どおり、向こう数年間の配当政策を株主の皆さまに発表する」とし、08年度は前年度より2円増配の年42円、さらに10年度までも年2円ずつの増配を提示していた。

今期の期末配当については未定とし、09年の定時株主総会に諮って決める方針を発表した。志賀COOは減配の理由を「通期の利益が従来の見通しから半減するという現実を直視して見直した」と説明した。

役員報酬のカットなど経営責任の明確化については「下期はまだ5か月残っている」とし業績の改善に取り組むのが経営陣の役目との見解を示した。中期的な政策を示す日産の配当は、公約的な意味合いをもってきただけに、株主からの反発が強まりそうだ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る