出光など8社、バイオ炭素基金によるCDMプロジェクトが政府により承認

エコカー 燃費

日本鉄鋼連盟、サントリー、出光興産、沖縄電力、住友化学、住友共同電力、石油資源開発、東京電力は、10月17日付で、世界銀行バイオ炭素基金(BioCF)を通じて参加する2件のクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトについて、日本政府から承認を受けた。

BioCFは、2003年9月に世界銀行が設立し、発展途上国の森林保全や植林、持続可能な農林業の育成などの長期的・継続的なプロジェクトに対して、CDMの仕組みを活用して資金協力を行う基金。地球温暖化防止やプロジェクト周辺地域の経済的自立、発展に貢献することを目的としている。
 
BioCFを通じて実施されるプロジェクトにより削減される温室効果ガス排出量は、排出権として出資比率に応じてBioCFの出資者に分配される。分配された排出権を日本国内で受け取るためには、事前に日本政府の承認が必要。
 
今回、日本政府から承認を受けたのは、中国における広西珠江流域管理のための再植林促進事業とモルドバにおける土壌保全事業の2件のプロジェクト。国内企業8社は、これらの2件のプロジェクトを通じ、2017年までに日本国内で合計約51万tのCO2の排出権を獲得する見込み。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る