【ジャガー XF 試乗】一気にモダナイズ…金子浩久
試乗記
国産車

ご覧の通り、XFは今までの、どのジャガーとも関連性のないスタイルを採っている。一気に、モダナイズしてきた。外観も新しいが、インテリアはさらにモダンだ。
XJのようなアルミ製シャシーではないが、走りっぷりは、ジャガーそのもの。優しく、柔らかく、鋭い。3種類あるエンジンの中では、V8の自然吸気版が最もナチュラルだった。ドイツのライバル勢とはひと味も二味も異なったテイストを持つXFは、大いに刺激的で魅力にあふれている。
だが、アメリカでのXJの例もある通り、予断は許されない。XFは救世主になれるのか。
■5つ星評価
パッケージング:★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★
金子浩久|モータリングライター
1961年東京生まれ。著書に、『10年10万キロストーリー』、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』(共著)などがある。
《金子浩久》