トヨタ、通期純利益68%減の5500億円に下方修正

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トヨタ、通期純利益68%減の5500億円に下方修正
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トヨタ自動車は6日、2009年3月期の第2四半期累計業績と通期見通しを発表した。通期の純利益は期首予想の1兆2500億円から7000億円減額の5500億円(前期比68.0%減)と、大幅な下方修正となった。

世界的な新車需要減により、世界販売計画(中国合弁分など一部除く)は前期比7.6%減の824万台に修正した。これに伴い売上高は2兆円修正の23兆円(12.5%減)とした。

営業利益は1兆円減額の6000億円(73.6%減)の予想。通期の為替レートは1ドル=103円、1ユーロ=146円を前提にしており、営業利益段階では為替変動の影響が6900億円となる。また販売減や車種構成の変化で6100億円の減益要因を見込んでいる。

東京で会見した木下光男副社長は「いまだかつてない厳しい状況」とし、渡辺捷昭社長を委員会とする「緊急収益改善委員会」を発足させたことを明らかにした。その上で「あらゆる活動を通じ、本日発表の業績予想レベルを上回れるよう取り組みたい」と語った。

中間期の配当は前年同期の65円を据え置いた。中間期業績は売上高が前年同期比6.3%減の12兆1904億円、営業利益は54.2%減の5820億円、純利益は47.6%減の4934億円だった。

《池原照雄》

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