JSR、リチウムイオンキャパシタの量産工場を竣工

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JSRは、リチウムイオンキャパシタの事業会社JMエナジーの本社山梨工場を、山梨県北杜市に11日に竣工すると発表した。

本社山梨工場はリチウムイオンキャパシタとして世界最初の商業規模量産工場であり年内には年間30万セルの規模で稼働開始、来年以降需要動向に応じて順次、生産能力を増強する計画。本社山梨工場竣工と同時に、開発拠点を東京都昭島市から本社山梨工場に移し、開発機能と顧客向け技術サポート体制を強化する。
 
リチウムイオンキャパシタは、高容量・高速充放電を特色とした革新的蓄電デバイスで、エネルギー利用効率を飛躍的に向上する製品への利用に有力視されている。現在、自動車、電源・電力、太陽光・風力発電、産業機械、事務機器など、幅広い分野で用途開発が進行しており、今後市場規模を大幅に拡大していくことが見込まれている。
 
リチウムイオンキャパシタ事業は、JSRが中期計画「JUMP2010」で次期成長事業と位置づけている、環境・エネルギー分野のひとつ。
 
JMエナジーは2007年8月の会社発足以来、東京都昭島市のパイロットプラントを活用してリチウムイオンキャパシタの開発・生産・マーケティングを行ってきたが、今後は山梨で量産化に向けて体制を強化する。

《レスポンス編集部》

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