横浜ゴム中間決算…タイヤ事業好調ながら収益悪化

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横浜ゴムが発表した2008年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比1.3%増の2566億円と増収だった。

MB事業が減収となったものの、タイヤ事業の売り上げが伸びて増収を確保した。タイヤ事業は国内の新車用タイヤの販売が好調だったほか、ロシアや中国、中近東での海外販売が伸びたほか、値上げも寄与した。MB事業は建設機械用高圧ホースなどの売り上げが伸びたものの、航空部品が官需の減少により大幅な減収となったほか、需要低迷でゴルフ用品の売り上げも落ち込んだ。
 
収益では営業利益が同53.7%減の56億円、経常利益が同64.6%減の38億円と大幅減益になった。原材料高や円高の影響に加え、流通コストなどの販売経費の増加が影響、値上げなどによる増収やコストダウンでカバーできなかった。
 
四半期純利益は同95.7%減の6億円だった。在庫未実現利益の消去に関する税効果が一部未認識になったことにより税負担が増加したため。
 
2008年度通期の連結決算見通しは、為替相場が期初想定に比較して円高に推移していることから、前回の業績予想を下方修正した。営業利益は同21.5%減の260億円に据え置くが、売上高は同1.0%増の5570億円、経常利益が同30.5%減の175億円、当期純利益が同54.9%減の95億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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