【ホンダ オデッセイ 新型詳報】力感が増したアブソルート

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ オデッセイ 新型詳報】力感が増したアブソルート
【ホンダ オデッセイ 新型詳報】力感が増したアブソルート 全 9 枚 拡大写真

ホンダの3列シートミニバン、新型『オデッセイ』には、スポーティなエクステリアと専用の走行メカニズムを採用した「アブソルート」が設定されている。

アブソルートは、専用チューニングが施され、標準車と比べ33PSパワーアップした206PSを発揮する2.4リットルエンジンを搭載。そのエンジンパワーに対応するためにトランスミッションも専用のギアレシオを採用した5速ATが採用される。

アブソルートに採用された、5速ATの開発を担当した内田代志春さんは「オデッセイの標準車はCVTですがアブソルートは高出力を発揮するために高回転化が不可欠となりますので、それに対応するために5速ATを採用しています」

「この5速ATは基本部分は先代と共通ですが内部のパーツの大部分が新しく設計されております。さらにアブソルートでは1速と2速を大幅にローレシオ化して発進時からの加速性能を向上させています」とコメント。

実際にアブソルートの走りは標準車よりも大幅に力感が増している。内田さんの言うように発進時からダイレクト感のある鋭い加速を味わうことができ、エンジンも7000回転付近まで回るので高揚感のある爽快な吹け上がりを楽しむことができる。

シフトチェンジのレスポンスは鋭く、そして、アブソルートにはオデッセイ初となるパドルシフトも装備され、走行中はいつでもダイレクトに操作可能なのでちょっとしたエンジンブレーキが必要な時にも便利だ。

最近は低回転域を重視したエンジンが多いが、アブソルートのように回して伸びるエンジンはやはり気持ちがよい。それでいながら低回転域のトルクも維持されているので、市街地走行でもフレキシブルな走りを見せてくれるのも美点だ。

アブソルートは標準車との価格差はそれなりに大きく、使用するガソリンもハイオクになってしまうが、この力強い走りと爽快な吹け上がりを味あわせてくれるパワートレインはかなり魅力的だ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 2031馬力をMTで操る!? 世界に1台のハイパーカー『ヴェノムF5』が爆誕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る