フォード、マツダ株式の一部を売却…出資比率13%に引き下げへ

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フォード、マツダ株式の一部を売却…出資比率13%に引き下げへ
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マツダとフォードモーターは、フォードが保有するマツダ株式の一部をマツダとマツダの取引先企業に売却することで合意した。この結果、フォードのマツダ株式の持株比率は33.4%から約13%へ変更となる予定。

18日にはスズキとGM(ゼネラルモーターズ)がGMが保有するスズキ株式3%分を売却して資本提携を完全解消しており、日本メーカーのビッグスリー離れが加速している。

マツダとフォードは、資本関係を縮小するものの、30年近い歴史を持つ戦略的提携関係は継続することで合意している。フォードがマツダ株式を売却するのは経営悪化で資金を調達するため。
 
マツダの井巻久一会長兼社長は「パートナーであるフォードの持株比率が下がっても、マツダの経営戦略は何一つ変わることなく、我々は商品主導の成長によるブランドの強化とコスト革新活動を加速させていく。またフォードとの合弁事業を継続し、プラットフォームとパワートレインの共有化も継続するなど、両社の戦略的関係が変わることはない」とコメント。
 
フォードのアラン・ムラーリー社長兼CEOは「今回の合意により、フォードは商品主導の革新を推進していくための経営資源と、マツダとの双方にメリットのある戦略的関係を両立させる」としている。
 
フォードは、保有するマツダ株式の一部を、マツダが自己株式で取得するほか、金融機関や部品メーカーなどのマツダの取引先企業が取得する予定だ。

《レスポンス編集部》

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