「MiNDの開発経験をOEMにも生かす」…クラリオンMiND開発担当者

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「MiNDの開発経験をOEMにも生かす」…クラリオンMiND開発担当者
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クラリオンは、OEMナビや多くの市販ナビに見られるような手堅い商品企画でラインナップを揃えるメーカーと思いがちだが、時に極めて大胆で先鋭的なコンセプトを打ち出すという、もうひとつの顔も持つ。
 
かつては、Windows CE for Automotiveを搭載し“車載PC”を謳った『AutoPC CADIAS』(2002年)や、Linux搭載のカーオーディオや車載情報端末を投入。最近ではシンプルなメモリータイプ2DINナビ『Smoo Navi』を他メーカーに先駆けて発売した。回転メディアスロットを廃してSDカードとBluetoothオーディオだけに特化したレシーバーを登場させたことも記憶に新しい。今回のMiNDも、そういったクラリオンの“先鋭部分”が発揮されたカタチだ。
 
「OEM、アフターマーケット、この両軸がわれわれのビジネスの中核であることに変わりはありません。アフターマーケットではユーザーに対してどんな新しい提案ができるのか、常に考えています。いくぶん保守的なOEM市場ではアフターマーケットの経験と実績が提案力の差となっているはずです」(商品企画部マーケティンググループ課長の岡田元己氏)。
 
まだ完全ではないが、次第にハードウェアの性能や価格、通信速度やコストの条件が揃ってきたと岡田氏は指摘する。
 
「MiNDはWiFi対応しており、無線LANのないところではBluetoothを利用して携帯電話網を介した通信が可能です。将来的にはWiMAXへの対応も予定していますので、常時接続を視野に入れた仕様になっています」。
 
ソフトウエアの面でも、インターネット企業との協業を積極的に推進している。
 
「Webの世界のビッグプレーヤー、たとえばグーグル、アドビ、マイスペースなどもオートモーティブの世界を非常に気にしています。Linuxやx86の採用など、車載機を彼らにとって身近な仕様としてこちらから歩み寄ることで、MiNDはWeb企業にとっても魅力的なプラットフォームになりました。私たちとしては、Webをカーナビに導くことで、ユーザーにたいしても新しい提案ができるのでは、と考えています。MiNDという商品名にはそういった私たちの“気持ち”も込められています」(市場戦略室担当本部長の中村智明氏)。
 
自動車メーカー向けのOEMナビを作っていることもクラリオンの強み。「ゆくゆくはこのMiNDをベースにして、自動車メーカーとのコラボレーションによる車載器を提供したい」(岡田氏)という。

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《北島友和》

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