スズキのインド子会社マルチ・スズキ社は、インド乗用車市場に向けて新型小型車『A-star』を投入すると発表した。
A-starは、新型「K10B」エンジンを搭載した排気量1.0リットルの小型車で、インド国内だけでなく欧州を初めとする世界各国へ輸出するスズキの5番目の世界戦略車。インドで最初に生産・販売を立ち上げる初めてのケースとなる。生産はマルチ・スズキ社のマネサール工場で行う。
マルチ・スズキ社にとってA-starは、『スイフト』、『SX4』に続く世界戦略車で、インド市場で高まっている低燃費志向のコンパクトカーの需要を新たに掘り起こし、拡販を目指す。
また、主な輸出先となる欧州では、『ALTO』(アルト)のモデル名で2009年春から順次販売する。欧州の排ガス規制「ユーロ5」を達成、CO2排出量103g/kmという高い環境性能が特長で、Aセグメントに分類される小型車市場での販売拡大を図る。
A-starは欧州以外の市場へも輸出していく計画。