ベビーカー危機一髪 ゴミ収集車が無人滑走

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15日午前、神奈川県川崎市宮前区内の市道で、川崎市環境局のゴミ収集車が無人のままで坂道を滑走。電柱やベビーカーに接触した後、約40m先の民家の駐車場に突っ込む事故が起きた。駐車場のシャッターが破損したが、負傷者は出なかった。

神奈川県警・宮前署によると、事故が起きたのは15日の午前10時25分ごろ。川崎市宮前区宮前付近の市道で、路上に駐車していた川崎市環境局のゴミ収集車が突然動き出し、そのまま坂道を下るように後退していった。

収集車は数メートル先の電柱に接触。約20m先にはベビーカーを押しながら歩く母子がいたが、電柱への衝突音に気づいて退避。収集車はこの直後にベビーカーにも接触。さらに約20m滑走し、民家敷地内にある駐車場のシャッターに衝突して停止している。シャッターは破損したが、負傷者は出なかった。

収集車は同局に所属する52歳の男性職員が運転。エンジンを掛けたままの状態で路肩に停車していた。職員は車外に出て、同乗していた36歳の男性職員と一緒に空き瓶の回収を行っていたが、クルマが動き出したことに気づいて慌てて退避したという。

同局では坂道に収集車を停車させる際は、滑落事故防止のために車止めの使用を推奨しているが、事故が起きた現場では使われていなかった。警察では器物損壊容疑で関係者から事情を聞いている。

《石田真一》

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