トヨタ車体が14日にお台場のメガウェブで実施した、Team Land Cruiser TOYOTA AUTO BODY「ダカールラリー2009 アルゼンチン - チリ」参戦記者発表会。プレス向けに同乗走行が行われた。
トヨタ車体は今回、初めてトヨタ『ランドクルーザー200』ベースの競技車両で挑むが、同乗走行で使用されたのは、07年大会までの「ランドクルーザー100」ベースのバイオディーゼル仕様車。ドライバーは、実際に2号車を担当するニコラ・ジボン選手だ。コースは、メガウェブのライドワン特設コース。
大型車両にも関わらず、ロールゲージが張り巡らされると、意外と乗りづらい。記者が180cm+・90kg+という体格をしているせいもあるのだが、ヘルメットを被ると頭をくぐらすのが大変だったりする。何とか乗り込んで4点式シートベルトの装着となるが、大柄な体格のために、ベルトを伸ばすなどこれまた手間のかかる記者であった。
フランス人のジボン選手に通じるかは不明だが、日本語で「よろしくお願いします」と頭を下げる。するとジボン選手も頭を下げてくれたので、挨拶が成立したようだ。試乗会の乗降はライドワンのピットで行っており、コースはそこから出て、左回りにライドワンのコースの半分を使用する。ピット→ヒストリーガレージ1Fの噴水→ピットを走る。
スタートしてすぐ、それほど長くはないが、E-comライドのコースと並走するストレート。ここで一気にエンジン音が大きくなり、加速でシートに押しつけられる。最高速は確認できなかったが、70 - 80km/hぐらいだろうか。100km/hまでは届いていないと思う。また、バイオディーゼルのラリーカーというと、何かエキゾーストノートまで違うような気がしてしまうが、普通にディーゼルサウンドだ。
噴水の周囲を時計回りにグルっと回ると、再びストレート。最後はピット前まで戻ってくると、そこにはわざと障害物が置いてあり、バイクや他車などを追い抜くシーンを演出。ホーンを鳴らしながらスラロームしてそれらを避けていく。そして右にUターンしてピットに到着。ジボン選手ありがとうございました!