フォルクワーゲングループジャパンが発売した『パサートCC』は、上級車種らしく、国内導入されるモデルはカーナビやETCは全て標準装備。しかも、ディーラー装着ではなく、メーカーでグローバル開発されたカーナビユニット「RNS 510」が装着される。
装着されるHDDナビゲーションシステムは最新の「RNS 510」。地上デジタル放送は日本独自仕様であるものの、フォルクスワーゲンで車両と一体で設計された仕様のため、インテリアとのマッチングはもちろん、エアコンの状態表示をはじめ、3.6リットルのV6 4MOTIONではモデルではバック時に障害物を距離関係を図示する「オプティカルパーキングシステム」のディスプレイにもなる。その他、操作性、安全性もフォルクスワーゲン車にマッチしたものとなる。
特筆すべき点はワンセグではなく、12セグの地上デジタル放送の受信が可能なこと。トランクルーム内に設置されたユニットには、12セグの放送受信には不可欠なB-CASカードを挿入できるようになっている。
地上デジタル放送の特性として、エリア設定を行わないといけないため、車の移動範囲によっては視聴のたびに再スキャンが必要となるが、車内で鮮明な12セグのテレビ放送の映像が楽しめる。
パサートCCに搭載の「RNS 510」ではこのほか、『iPod』の接続と本体からのコントロール、USBデバイスの接続に対応する。V6 4MOTIONモデルでは、総出力600Wの10チャネル・10スピーカーのサウンドシステム「DYNAUDIO」を駆動する。
なお、この「RNS 510」は、他のフォルクスワーゲン車種でも導入可能。他の車種でも搭載可能車種が増えているという。